ハービーハンコックが94年に発表したアルバムです。サウンド的にはフューチャーショック等の流れを汲む、エレクトリックハービーですが、ROCKITに通じるリズムの上を、ジャズ、ファンク、ラップ、ロック等々がごちゃまぜになった、まさにフュージョンと呼ぶサウンドになっています。ハービー自身も時にアコースティックピアノ、時にシンセと様々なkeyを操り、メンツ的にもperのアイアートモレイラら、ニヤリとさせるメンバーが加わっています。曲的にも、アルバムタイトルにもなっているAのような格好いい曲から美しい曲までバラエティに富んでいます。
ただ、星を1個マイナスしたのは、ハービーの器用さゆえ、なにか優等生的で、ガツンと突き抜けていないアルバムになっているためです。完成度といった点では高いアルバムですが、HEADHUNTERSのような面白さを期待されるとガッカリする可能性のあるアルバムです。
基本的には「フューチャーショック」からの
エレクトリックなダンスミュージックの流れを組むが
今回はアフリカというものをテーマに取り上げているらしく
随所にアフリカっぽいパーカッションが入り
よりファンキーでノリノリな感じ
電子的なシンセ音からむハービーのファンキージャズピアノ
DJのスクラッチ、ラップ、ベース、ホーン、アフリカっぽい歌
それら異質なもの全てがすごい一体感をもってるところが
ハービーの才能を感じさせる
しかし、この打ち込みっぽい曲を全部
手弾きででやってるんだからすごいよなぁ、こだわりだよなぁ
ある意味これがハンコックのベストとも言えるのではないでしょうか?ジャズ、エレクトリックサウンド、双方の間を彷徨うように駆け抜けてきたハンコックがアフロ・ビートを得て行き着いたひとつの終着点であると確信しています。ジャケットの波涛のごとく圧倒的で重厚なリズム、かつ美麗で軽快なメロディーを持つアルバムタイトル曲である2曲目はまさに「圧巻」です。